◆地区委員会等への出席報告
・9月28日「第3回ポリオプラス/職業研修チーム委員会」地区ポリオプラス/職業研修チーム委員 金田英和
・9月29日「クラブ社会奉仕委員長会議」社会奉仕委員長　山城洋介

◆本日例会終了後、「諮問委員会」を隣のスペース にて開催いたします。
歴代会長の方はご出席をお願いいたします。

◆次週10/12（木）は、休会です。

◆「東山動物園」と「メナード美術館」のご招待チケットが届いております。
ご入用の方は事務局までお願いします。

◆欠席のご連絡は、前週の金曜日の午前中までに事務局までお願いいたします。

「私にかかわる二つの都市」　米山奨学生　劉 士沢さん

みなさん、こんにちは！今日は久しぶりに卓話をさせていただきます。今日皆さんにシェアしたいのは、2つの中国の都市の風景です。名古屋に来る前に、私は2つの都市で生活したことがあります、故郷の徳州市と大学の所在地のハルビン市でした。
皆さんはご存知でしょうか。中国では、都市レベルは一般的に「1線都市（または1級都市）」
といった呼び方をし、1〜5線都市まで区分されます。
その基準は人口の多さだけでなく、都市の生活レベルや商業資源、将来性などいくつかの項目から算出され、毎年ランクが上下します。
その中でも1線都市に当たる北京、上海、深圳などは不動の存在です。
● 私の故郷－徳州市は山東省の北西部、河北省と山東省の境に位置しており、総面積１万平方キロメートル、総人口557万人（2022）であり、3線都市に当てます。
●大都市ではないですが、昔から京杭大運河（人工的に造られた川の町として古代から繁栄し、現代になると鉄道と道路の交通も 非常に便利なので、華北と華東地域を結ぶ重要な交通拠点です。
そして、徳州市は1997年に日本の四国地方にある愛媛県新居浜市と姉妹都市となりました。
● 名物として、鶏肉料理の徳州扒鶏（とくしゅうはっけい）が柔らかく、肉厚で全国的に有名です。
●次はハルビンを紹介させていただきます。 黒竜江省の中南部、松花江（しょうかこう）の河畔に位置しており、総面積 5万3千平方キロメートル、総人口940万人（2022）であり、2線都市に当てます。
● 氷の街として知られるハルビンは、冬は最高気温でも－10度前後で、最低気温は－30度以下の場合も多いです。しかし、ハルビンでは室内の暖房設備はしっかりしていて、半袖でも過ごせるくらいです。よく知られているように、ハルビンはロシア帝国の時代にロシア人たちが入植したことによって生まれ、満州国時代は、日本人の統治下に置かれました。
20世紀初め、ハルビンは国際的な商港となり、33か国から16万人以上の移民が集まり、19か国が領事館を設立しました。 特殊な歴史のため、ハルビンは今も異国情緒にあふれ、ロシアやヨーロッパ様式の建物がたくさん残されています。これらの建物は、「植民地主義の残滓（ざんし）」としての面だけでなく、観光、資産的価値も認められ、重要文化財として登録されています。
●その中に、私が一番好きな場所は中央大街です。ハルビン市は通り全体を「保存建築物」に指定しています。全長約1450ｍの道のりに、ショップや飲食店が並んでおり、ヨーロピアンな音楽が流れています。
●通りから出ると、代表的な観光スポットの一つである「聖ソフィア大教堂」が見えます。現在は聖堂としては使用されていませんが、芸術館として中に入ることもできます。
●そして、「ハルビン国際氷雪祭」は、札幌、カナダのケベックと並ぶ「世界三大雪祭り」の1つで有名なものです。とても綺麗なので、ハルビンに行った際はぜひ見ていただきたいですが、かなり寒いのでお気をつけください。

以上で発表を終わります。ご清聴ありがとうございました。

卓話用写真2023.10.5